暗記用画像スライダー(真ん中の線を左右に動かせます)
腋窩動脈の走行と筋
鎖骨下動脈が第1肋骨外側縁を越えると、腋窩動脈へと移行します。
腋窩動脈の枝は、肩甲下枝、最上胸動脈、胸肩峰動脈、外側胸動脈、肩甲下動脈、前上腕回旋動脈、後上腕回旋動脈があります。
肩甲下動脈は、肩甲回旋動脈と胸背動脈へと分かれます。
腋窩動脈が腋窩の下縁(大胸筋の下縁)を通過すると、上腕動脈へとなります。腋窩動脈の枝について、すこし細かいところもみていきます。
- 最上胸動脈:腋窩動脈の最初の枝で、大胸筋と小胸筋の間に入り、小胸筋と前鋸筋に分布します。
- 胸肩峰動脈:最上胸動脈の次に出て、鎖骨枝、胸筋枝、三角筋枝、肩峰枝に分かれます。肩峰枝は肩甲上動脈の枝と吻合し肩峰動脈網を形成します。
- 外側胸動脈:3番目にでる枝で、前鋸筋の上を垂直に下り胸筋や前鋸筋に分布する他、乳腺へ至る外側乳腺枝を出します。
- 肩甲下動脈:後方に向かって、肩甲骨外側縁より肩甲下筋の前面に分布した後、肩甲回旋動脈と胸背動脈へと分岐します。
- 前上腕回旋動脈:上腕骨外科頚の前を外方に走り、後上腕回旋動脈と吻合しつつ肩関節や周囲の筋に分布します。
- 後上腕回旋動脈:外側腋窩隙より上腕骨外科頚の後ろを通って外方に走り、上腕骨骨膜や三角筋などに分布した後、前上腕回旋動脈と吻合します。
※ 「さきがけ前後」というゴロがあります。
腋窩動脈の枝では内側・外側腋窩隙を通るものが試験で狙われやすいです。
肩甲回旋動脈は内側腋窩隙を、後上腕回旋動脈は腋窩神経とともに外側腋窩隙を通過し、背部へと至ります。腋窩動脈の枝で重要なポイントです。
note【徹底的国試対策】解剖学マガジン
zoom解剖学と連動した資料です。こちらは記事タイプなのでモバイルやPCでいつでも学習を進められるように構成しています。
上肢の脈管 問題演習データ(一問一答・国試過去問)プレゼント
プリントダウンロードページです。問題演習データを無料ダウンロードできます。
解説や問題の赤入れ解答は月額制マガジンにて提供しています。
【2-7 (0)】循環器系 − 上肢の脈管 学習プリント|黒澤一弘|note
[dfads params=’groups=1121&limit=1&orderby=random’]
[dfads params=’groups=1124&limit=1&orderby=random’]
コメント