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つむぐ指圧治療室 相模大野

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上肢の動脈(概略)

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上肢の動脈(概略)

上肢の動脈について、重要なところを全体像としてまず抑えます。

上肢の動脈の根幹は鎖骨下動脈です。鎖骨下動脈は、右は腕頭動脈から、左は大動脈弓から分岐します。その後、胸郭上口を通過し、第1肋骨上面で、前斜角筋と中斜角筋との間にできた隙間(斜角筋隙)を通って、鎖骨の下に出ます。

鎖骨下動脈が第1肋骨外側縁を越えると、腋窩動脈となります。腋窩部や上腕骨頭などを栄養し、腋窩の下縁を越えると上腕動脈へと移行します。

上腕動脈は上腕二頭筋内側縁を正中神経とともに伴行し、肘窩にて橈骨動脈と尺骨動脈へと分岐します。

橈骨動脈は手掌部で主に深掌動脈弓へと移行し、尺骨動脈は主に浅掌動脈弓へと移行します。この2つの動脈弓は互いに吻合し、手部や指を栄養する枝を分岐します。

簡単にポイントをまとめます。

・鎖骨下動脈の直接の枝(ツナコロッケは確実に)
・腋窩動脈の枝は、内側腋窩隙:肩甲回旋動脈、外側腋窩隙:後上腕回旋動脈+腋窩神経が重要
・上腕動脈は正中神経と伴行することが重要
・橈骨動脈は深掌動脈弓へ、尺骨動脈は浅掌動脈弓の主体をなすことが大切

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かずひろ先生の【徹底的国試対策】解剖学|黒澤一弘|note

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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