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つむぐ指圧治療室 相模大野

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烏口肩峰靭帯 coracoacromial ligament

烏口肩峰靭帯

 

烏口肩峰靭帯
【英】coracoacromial ligament
【ラ】ligamentum coracoacromiale

【走行】
烏口突起 ⇄ 肩峰

【説明】
烏口肩峰靭帯は、烏口突起に付着する部位は幅広く起こり、外上方に集まって肩峰の先端、肩鎖関節の外側と下面に着く三角形状の靭帯です。

烏口突起、肩峰、烏口肩峰靭帯とで構成される烏口肩峰アーチと上腕骨の間には肩甲下筋や棘上筋の腱、ならびに肩峰下滑液包が存在します。野球やテニス、バレーボールや水泳など腕を上げる動作が多く、反復的に肩に負担がかかるようなスポーツでは、烏口肩峰アーチと肩峰下滑液包や棘上筋腱、上腕二頭筋長頭がぶつかり合い、炎症を起こしてしまうことがあります。これをインピンジメント症候群といいます。

上腕が挙上する際に、このアーチが狭くなる角度である60°~120°で強い痛みを感じることが多く、有痛弧徴候(ペインフルアーク・サイン)といわれます。


→ 肩甲骨の靭帯

→ 肩関節とその周囲(肩複合体)

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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