マクロファージ(大食細胞)は貪食能力の高い「お掃除屋」として知られる細胞ですが、単に貪食するだけでなく、異物の情報を免疫系の司令官であるヘルパーT細胞に伝える「抗原提示」というとても重要な働きがあります。
- 細菌などの異物がマクロファージに貪食され、小胞に取り込まれる
- マクロファージ内のリソソーム(加水分解酵素)により細胞内消化が行われる。
- マクロファージは貪食した異物の断片をMHC分子に載せて細胞外に提示する重要な働きがある。(抗原提示)
- 異物(抗原)の情報をヘルパーT細胞に提示(抗原提示)する。ヘルパーT細胞は抗原提示細胞からの情報を元に、周囲の免疫細胞に指令を伝える。(免疫応答)
抗原提示を行なえる能力のある細胞(抗原提示細胞)は、マクロファージの外に樹状細胞があります。ヘルパーT細胞は抗原提示を受け始めて活性化し周囲の免疫細胞に指令を伝えることができます。
[dfads params=’groups=1121&limit=1&orderby=random’]
[dfads params=’groups=1124&limit=1&orderby=random’]
コメント