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つむぐ指圧治療室 相模大野

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新生児の頭蓋と泉門(大泉門・小泉門・前側頭泉門・後側頭泉門)

新生児の頭蓋と泉門(大泉門・小泉門・前側頭泉門・後側頭泉門)

頭蓋冠をつくる骨はいずれも扁平骨にで、胎生時に膜内骨化によって発生します。膜内骨化では、各骨の中央から骨化が始まり周辺に向かって広がります。これらの骨は出生時にはまだ骨化が完全でなく、周縁部は骨化せずに線維性結合組織のまま残ります。特に3つ以上の骨が会合する部分では、広い結合組織の膜性部が残り、これを泉門と呼びます。

胎児の頭の最大径は、骨産道より大きいので、出産時には胎児の頭蓋骨が屋根瓦のように少し重なり合うことで狭い骨弾道を通過することができます。

前頭骨と頭頂骨との間にできる大泉門と、頭頂骨と後頭骨との間にできる小泉門は皮膚の上から触知できます。

泉門の種類と閉鎖する時期

  • 【大泉門】冠状縫合、矢状縫合、前頭縫合が十字形に合する所にできる最も大きい泉門。生後2年で閉鎖する。
  • 【小泉門】ラムダ縫合と矢状縫合との合するにできる泉門。生後3ヶ月で閉鎖する。
  • 【前側頭泉門】蝶形骨大翼の上、できる泉門。生後6ヶ月~1年で閉鎖する。
  • 【後側頭泉門】側頭骨乳突部の上にできる泉門。生後1年~1年半で閉鎖する。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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