系統3 呼吸器系– category –
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系統3.1 鼻腔・副鼻腔
副鼻腔と頭蓋骨
副鼻腔: 前頭洞:中鼻道に開口 前篩骨洞:中鼻道(半月裂孔)に開口 上顎洞:中鼻道(半月裂孔)に開口 頭蓋骨: 垂直板:篩骨 鋤骨: 鼻道:各鼻甲介の下に形成される空気の通り道 総鼻道: 中鼻道:前・中篩骨洞、上顎洞、前頭洞が開口 下鼻道:鼻涙管... -
系統3.1 鼻腔・副鼻腔
鼻腔・鼻道の構造と冠状断
鼻腔:鼻腔の外側壁よりひさしのように迫り出す 上鼻甲介:上鼻道を形成。篩骨の一部 中鼻甲介:中鼻道を形成。篩骨の一部 下鼻甲介:下鼻道を形成。「下鼻甲介」という独立した骨 鼻道:各鼻甲介の下に形成される空気の通り道 総鼻道: 上鼻道:後篩骨洞... -
系統3.1 鼻腔・副鼻腔
鼻腔の内側壁を構成する骨
鼻中隔:鼻腔を左右に縦に仕切っている 前部:鼻中隔軟骨 後上部:篩骨垂直板 後下部:鋤骨 口蓋:鼻腔と口腔の境界前 硬口蓋:口蓋の前方 前部:上顎骨(口蓋突起) 後部:口蓋骨(水平板) 軟口蓋:口蓋の後方 鼻骨: 前頭骨: 鼻棘: 前頭洞: ... -
系統3.1 鼻腔・副鼻腔
嗅上皮と嗅神経
嗅策: 嗅球:嗅脳に属する大脳の一部。嗅神経ではない。 篩骨篩板:鼻腔の後上方に分布する嗅神経が通過し、嗅球に入力する 嗅神経(Ⅰ): 鼻中隔:鼻腔の内側壁。鼻腔を左右に仕切る。 ・鼻腔の後上部は嗅神経が分布していて、嗅上皮と言われます。嗅神経... -
系統3.2 咽頭・喉頭
喉頭
喉頭は4種類の軟骨が靭帯と多くの小さな筋で結合してできています。 甲状軟骨 硝子軟骨 喉頭隆起を形成 総頚動脈分岐部は甲状軟骨上縁の高さ 甲状腺は甲状軟骨の前下面 輪状軟骨 硝子軟骨 喉頭の土台。輪状軟骨と甲状軟骨、輪状軟骨と1対の披裂軟骨が関節... -
系統3.2 咽頭・喉頭
口腔、咽頭と喉頭
咽頭は呼吸器系と消化器系の共通路で、空気や食物の通路となります。 咽頭は咽頭鼻部、咽頭口部、咽頭喉頭部の3部に分けられます。 咽頭鼻部:鼻腔に続く部分。多列線毛上皮。 咽頭口部:口腔の後ろ。重層扁平上皮。 咽頭喉頭部:喉頭の後ろ。重層扁平上... -
系統3.1 鼻腔・副鼻腔
鼻道と副鼻腔の開口位置
蝶形骨洞 鼻腔の後上方(蝶篩陥凹) 篩骨洞 後篩骨洞 上鼻道 中篩骨洞 中鼻道(篩骨胞表面) 前篩骨洞 中鼻道(半月裂孔) 前頭洞 中鼻道(半月裂孔) 上顎洞 中鼻道(半月裂孔) 鼻涙管 下鼻道 副鼻腔で一番出題されるのは開... -
系統3.1 鼻腔・副鼻腔
4つの副鼻腔
蝶形骨洞 鼻腔の後上方(蝶篩陥凹) 篩骨洞 後篩骨洞 上鼻道 中篩骨洞 中鼻道(篩骨胞表面) 前篩骨洞 中鼻道(半月裂孔) 前頭洞 中鼻道(半月裂孔) 上顎洞 中鼻道(半月裂孔) 鼻涙管 下鼻道 蝶形骨洞は鼻腔の後上方、後篩骨洞は上鼻道... -
系統3.1 鼻腔・副鼻腔
鼻腔粘膜の多列線毛上皮
多列線毛上皮:鼻腔や喉頭、気管・気管支を覆う 杯細胞:分泌した粘液で粉塵を吸着 線毛:粉塵を押し流す 核:遺伝情報を司るDNAを収める 基底膜:上皮組織の細胞たちが並ぶためのシート ※ 核の高さが不定なので、一見すると重層に見えますが、全ての細胞... -
系統3.1 鼻腔・副鼻腔
キーゼルバッハ部位
鼻粘膜:血管に富む、多くの鼻腺がある。 キーゼルバッハ部位:鼻中隔の前下端。外鼻孔に近い鼻粘膜は毛細血管が集まり鼻出血を起こしやすい部位。 鼻血を止めるときは、キーゼルバッハ部位の解剖学的な位置を考慮して、出血側の鼻翼を鼻中隔の前下... -
系統3.1 鼻腔・副鼻腔
鼻腔の区分
鼻前庭:外鼻孔から奥へ2cm程、鼻毛の生えた部位。重層扁平上皮 鼻粘膜呼吸部:上鼻道・中鼻道・下鼻道がある。多列線毛上皮 嗅上皮(鼻粘膜嗅部):鼻腔の後上部。多列線毛上皮。嗅神経が分布 嗅球:嗅神経が接続するところ 咽頭:のどにあたる部分。空気... -
系統3.1 鼻腔・副鼻腔
鼻腔を構成する骨のまとめ
<鼻腔の構成> 上壁 ・篩骨篩板 下壁(口蓋) ・上顎骨口蓋突起 ・口蓋骨水平版 内側壁 ・鼻中隔軟骨(前方) ・篩骨垂直板(後上方) ・鋤骨 外側壁 ・上顎骨 ・涙骨 ・篩骨(篩骨迷路、上鼻甲介、中鼻甲介) ・下鼻甲介 ・口蓋骨垂直板 ・蝶形骨翼状突... -
系統3.1 鼻腔・副鼻腔
鼻腔の内側壁と咽頭・喉頭
こちらは正中よりやや左側の矢状面より、左の鼻腔の内側壁をみた図です。 鼻 鼻中隔:鼻腔の内側壁。鼻腔を左右に仕切る 外鼻孔:鼻腔の入り口 後鼻孔:鼻腔の出口、咽頭に続く 副鼻腔:鼻腔の周囲にある空洞 前頭洞:中鼻道に開口 蝶形骨洞:鼻腔の後上方... -
系統3.1 鼻腔・副鼻腔
鼻腔の外側壁を構成する骨
こちらは、鼻腔の外側壁を構成する頭蓋骨です。 鼻腔の外側壁からせり出す3つの鼻甲介のうち、上鼻甲介と中鼻甲介は篩骨の一部ですが、下鼻甲介は独立した骨です。各鼻甲介の下に、鼻道がつくられます。(上鼻甲介の下が上鼻道、中鼻甲介の下が中鼻道、下... -
系統3.1 鼻腔・副鼻腔
鼻腔と咽頭の外側壁
こちらは正中よりやや左側の矢状面より、左の鼻腔と咽頭の外側壁をみた図です。 咽頭 咽頭鼻部:鼻腔の後方 咽頭陥凹:耳管隆起の後方にあるへこみ (ローゼンミューラー窩) 耳管咽頭口:耳管の開口部。耳管により咽頭と鼓室は連絡し、中耳の内圧を調整す... -
系統3.1 鼻腔・副鼻腔
頭蓋骨と鼻中隔・鼻甲介
頭蓋骨を前面からみると、鼻腔の前面が梨状口という形で大きく開いています。外鼻は軟骨が主体となってできているので、火葬などで軟骨が無くなった場合には、このように見えます。 鼻中隔:鼻腔を左右に縦に仕切っている 鼻中隔軟骨:鼻中隔の手前 篩骨垂... -
系統3.1 鼻腔・副鼻腔
外鼻の構造
いわゆる鼻は外鼻といいます 鼻根:鼻のねもと 鼻背:はなすじ 鼻尖:はなさき 鼻翼:こばな 外鼻孔:鼻の穴 外鼻の支柱 上部は骨でできています 鼻骨 上顎骨の前頭突起 前頭骨の鼻部 下部は鼻軟骨よりなります 小翼鼻軟骨:こばなの上 鼻中隔軟骨:鼻中隔... -
系統3 呼吸器系
肺尖部は鎖骨上方2〜3cmに達する【関連問題付き】
肺は円錐を縦に半分に割ったような半円錐形 肺は胸腔のおよそ80%を占め、心臓を入れる縦隔を間に左右に分かれる。肺は円錐を縦に半分に割ったような半円錐形をしていて、下面を肺底、頂点、にあたる上端を肺尖という。 肺尖は鎖骨の上方2~3cmにまで達する ... -
系統3.4 肺
縦隔の区分と含まれる構造物【国試問題付き】
左右の肺に挟まれ、前方は胸骨に、後方は脊柱に固まれた、胸郭の中央部を縦隔という。縦隔は心臓より上方の上部と、下方の下部に分けられる。下部はさらに心臓を中心として前・中・後部に区分される。 縦隔の区分 縦隔上部:前は胸骨柄。後ろは第1〜4胸椎... -
系統3.1 鼻腔・副鼻腔
副鼻腔・鼻涙管と耳管の開口部位
副鼻腔の開口部位のポイントは 「基本的に副鼻腔の開口部位は中鼻道。よって中鼻道以外に開口するものを覚えれば良い。」 蝶形骨洞:鼻腔の後上方 後篩骨洞:上鼻道 それ以外の副鼻腔:中鼻道 また関連知識として 鼻涙管:下鼻道 耳管:咽頭鼻部 も抑えて...
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