黒澤一弘(かずひろ先生)– Author –
黒澤一弘(かずひろ先生)
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生理16 生体の防御機構
IV型アレルギー(遅延型・ツベルクリン型)【画像+プチ解説】
IV型アレルギー(遅延型・ツベルクリン型) 感作T細胞が抗原と反応することで、サイトカインが放出され、マクロファージや細胞障害性T細胞(キラーT)を活性化することにより、細胞性免疫が誘導されます。反応時間が24〜48時間と遅く、遅延型ともいわれ... -
生理16 生体の防御機構
III型アレルギー(免疫複合型・アルサス型)【画像+プチ解説】
III型アレルギー(免疫複合型・アルサス型) III型アレルギーは、抗原と抗体が複数結びついて塊となった免疫複合体(抗原抗体複合体)が組織に沈着。補体が活性化され炎症が引き起こされ、好中球の遊走などを伴い、組織が障害されていきます。 免疫複合型... -
生理16 生体の防御機構
II型アレルギー(細胞障害型)【画像+プチ解説】
II型アレルギー(細胞障害型型) II型アレルギーは標的細胞の表面抗原にIgG抗体が結合し、IgG抗体の受容体をもつ細胞障害性T細胞やマクロファージによる直接的な細胞障害や、補体の活性化による細胞障害・貪食の促進などにより起こります。細胞障害型とも... -
生理16 生体の防御機構
I型アレルギー(即時型・アナフィラキシー型)【画像+プチ解説】
I型アレルギー(即時型・アナフィラキシー型) I型アレルギーは肥満細胞にIgE抗体が結合し、さらに花粉などの抗原が結合することにより、肥満細胞内部に貯えられたヒスタミンなどの化学伝達物質が放出されることにより起こります。ヒスタミンは血管透過性... -
系統1.2 組織
骨の細胞【画像+プチ解説】
骨の細胞 骨は常に少しずつ作り替えられています。骨の表面に骨形成細胞から分化した骨芽細胞が骨を産生しています。やがて骨芽細胞は自ら出した骨基質に埋もれ、骨細胞になります。骨の内腔では破骨細胞が骨を溶かして吸収しています。 骨芽細胞 骨芽細胞... -
系統1.2 組織
骨のリモデリング【画像+プチ解説】
骨は生涯を通じて、常に少しずつ古い骨が溶かされ、新しい骨へと作り替えられています。これにより骨の強度が保たれます(骨のリモデリング) (1) 破骨細胞が骨を溶かして吸収(骨吸収) 破骨細胞が骨に接する部分は多数の小さい突起がみられ「波状縁」... -
系統1.2 組織
長骨の構造【画像+プチ解説】
【骨端】 骨の端の部分。海綿質が多い。 【骨幹】 骨の真ん中の部分。厚い緻密質で構成され、内部に骨髄を入れる。 【海綿質】 長骨の骨端や椎骨などの骨の内部はスポンジ状の骨梁があつまり海綿質と呼ばれる。 【緻密質】 骨の表面近くで骨組織だけででき... -
系統1.2 組織
軟骨内骨化【画像+プチ解説】
軟骨内骨化は大半の骨の骨化様式。この方式でできた骨を置換骨といいます。 (1) まず軟骨で骨の原型がつくられる。 (2) 骨幹部となる軟骨膜の細胞が骨芽細胞となり、骨化が始まることにより骨のサヤができる。内部での石灰化が起こり、一次骨化点となる。 ... -
系統1.2 組織
膜内骨化【画像+プチ解説】
膜内骨化は頭蓋冠(前頭骨・頭頂骨・側頭骨・後頭骨)、上顎骨、下顎骨、鎖骨の形成様式。この方式でできた骨を付加骨という。 (1) 骨が形成されるところに間葉細胞が集まって、骨芽細胞へと分化。この部位が骨化中心となり、類骨が分泌される。 (2) 類骨... -
系統1.1 細胞
核の中にみられる核小体にはRNAが集まっている
核の中にみられる核小体にはRNAが集まっている 核小体にはRNAが集まっています。 RNAにはmRNA、tRNA、rRNAがあります。 mRNAは伝令RNA、DNAの情報を転写し、核外に伝える役割があります。 tRNAは運搬RNAといわれ、タンパク質合成の際に、対応するアミノ酸... -
系統1.1 細胞
核の内部にはDNAとタンパク質が結合した染色質が存在している
核の内部にはDNAとタンパク質が結合した染色質が存在している DNAは遺伝情報が収められている分子で、遺伝によって伝えられるあらゆる性質を決定します。 DNAは相補性により二重らせん構造をとります。 DNAはヒストンというタンパク質と結合し折りたたまれ... -
系統1.1 細胞
細胞核は内外2枚よりなる細胞核につつまれ、所々に核膜孔が開いている
細胞核は内外2枚よりなる細胞核につつまれ、所々に核膜孔が開いている 細胞核は内外2枚よりなる核膜に包まれています。 核膜には核膜孔が開いていて、核の内部と外側の細胞質の間の交流を可能にしています。 DNAよりタンパク質の設計情報を転写したmRNA... -
系統1.1 細胞
骨格筋細胞と破骨細胞は多核の細胞である
骨格筋細胞と破骨細胞は多核の細胞である 骨格筋細胞と破骨細胞は多核の細胞です。 平滑筋や心筋は単核細胞なので、間違えないようにしてください。 無核:赤血球・血小板 多核:骨格筋細胞、破骨細胞です。要暗記! 【一問一答】1-1-1 細胞の構造 (解剖... -
系統1.1 細胞
赤血球、血小板は無核の細胞である
赤血球、血小板は無核の細胞である 核の数もよく出題されます。通常、核の数はひとつですが、 赤血球と血小板は無核の細胞です。 一方、白血球は単核です。 好中球では、核がいくつかの膨らみとして見える分葉核ですが、核の数はひとつです。 【一問一答】... -
系統10.1 運動器系総論
細胞骨格(微小管、アクチンフィラメント、中間径フィラメント)
細胞骨格(微小管、アクチンフィラメント、中間径フィラメント) 細胞骨格は細胞質内に張りめぐらされた線維構造で、細胞の形状や運動に関与します。 微小管は直径が25nmの中空の管で、骨組みとともに物質や細胞小器官の輸送路ともなります。 中間径フィラ... -
系統1.1 細胞
リソソームは加水分解酵素を内部に含み細胞内消化を行なう
リソソームは加水分解酵素を内部に含み細胞内消化を行なう リソソーム(ライソソーム)は膜に包まれた小体でゴルジ装置でつくられます。 内部にはいろいろな物質を分解する加水分解酵素を含んでいます。 不要になった細胞の構成成分や、食作用で取り込んだ... -
系統1.1 細胞
クリスタ(クリステ):ミトコンドリア内膜で深く内部に折れこんでいる部分
ミトコンドリア内膜の一部が深く内部に折れこんでいる部分をクリスタ(クリステ)という ミトコンドリアは内膜と外膜の二重の細胞膜の袋からできています。 内膜は内部に深く折れ込みクリスタ(クリステ)と呼ばれます。 クリスタは内部に複雑に入り組む迷... -
系統1.1 細胞
ミトコンドリアは細胞活動に必要な( )を産生する
ミトコンドリアは細胞活動に必要な( )を産生する ミトコンドリアは細胞活動に必要なエネルギーを産生します。このエネルギーとなるのがATP(アデノシン三リン酸)です。 エネルギーの元となる、グルコースはまず細胞質内で分解されピルビン酸となり... -
系統1.1 細胞
中心小体:( )の際に染色体を引き寄せる中心となる
中心小体は細胞分裂のときは細胞の両極に移動し染色体を引き寄せる中心となります 中心小体は直交した2つ1組がセットとなり、中心体として働きます。 細胞分裂のときには複製をつくって細胞の両極に移動し、染色体を引き寄せる中心となります。 また鞭毛... -
系統1.1 細胞
ゴルジ装置は翻訳後修飾を行ないます
ゴルジ装置は翻訳後修飾を行ないます 粗面小胞体の働きは「細胞外に分泌するタンパク質」の合成です。いわば出荷用。出荷に先立って糖質をくっつけたりとかして加工するのがゴルジ装置の働きです。 mRNAの情報に沿ってリボソームがタンパク質を合成するこ...