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MHC拘束性:T細胞が異物を認識する仕組み
ここで、T細胞が異物を認識する仕組みについてみてみます。
まず、MHCというのは「主要組織適合性複合体」という難しい名前の略です。
簡単なイメージとして、赤血球を除くほとんど全ての細胞がもつ「自分自身の身分証明書」と思って下さい。
私の細胞達は私のMHC分子をもっていて、あなたの細胞達はあなたのMHC分子を持っています。血縁者でない、まったくの他人同士のMHC分子が適合する確立は数万分の一といわれます。(兄弟では1/4の確立)
一方、T細胞には異物を認識するためのTCR 「T細胞受容体」が存在します。TCRが異物を認識するには、まずMHCが適合し、かつ抗原がTCRと鍵と鍵穴のようにはまることが必要です。
TCRとMHCが適合し、抗原が認識されるとT細胞が活性化し、免疫反応が起こります。
真ん中の図では、MHCの形をよく見てください。TCRのくぼみの形にたいして、MHCが尖っています。
MHCが異なると、T細胞は抗原を認識できないばかりでなく、それ自体を非自己と認識して拒絶反応が起こります。これをアロ認識といい、臓器移植の際に起きる拒絶反応の原因となります。
また、一番下の図では、MHCは同じですが、抗原がことなっています。T細胞が認識できる抗原は決まっています。
多種多様な抗原を認識するため多種多様なT細胞のレパートリーが胸腺で作られます。
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