IV型アレルギー(遅延型・ツベルクリン型)
感作T細胞が抗原と反応することで、サイトカインが放出され、マクロファージや細胞障害性T細胞(キラーT)を活性化することにより、細胞性免疫が誘導されます。反応時間が24〜48時間と遅く、遅延型ともいわれます。
疾患例
- アレルギー性接触皮膚炎
- 移植片対宿主病
- ツベルクリン反応 など
病態生理
抗体の関与なしに、もっぱら抗原に対するT細胞の反応によってもたらされる組織障害によります。抗原の侵入から数日を経て発症するので、I 型の即時型と対比して遅延型アレルギーとよばれます。
MHC2を持つ抗原提示細胞より抗原提示を受けたT細胞は種々のサイトカインを放出します。それによってマクロファージや好中球の浸潤、血管透過性亢進による血漿の滲出、線維芽細胞の増殖などによる組織障害が起こります。活性化マクロファージはさらに IL-1 や TNF-αを分泌して、反応を増幅させます。
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