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【一問一答】3.3 呼吸器系 – 気管・気管支
【気管と気管支】
気管は (A. 第 頸椎) の高さで、喉頭の (B. 軟骨) の下から垂直に下降する
A. 第5頸椎 B. 甲状軟骨
A. 第6頸椎 B. 輪状軟骨
(解答) A. 第6頸椎 B. 輪状軟骨
気管は第6頸椎の高さで、喉頭の輪状軟骨の下から垂直に下降します。
気管は長さ ( 〜 cm) 、直径 (約 cm) の管である
長さ10〜13cm、直径約2cm
長さ20〜25cm、直径約4cm
(解答) 長さ10〜13cm、直径約2cm
気管は長さ10〜13cm、直径約2cmの管である
気管の壁は約20個の輪状の気管軟骨が積み重なってできている
○
×
(解答) ×
気管の壁は約20個の馬蹄形の気管軟骨が積み重なってできています
気管軟骨の後壁は軟骨を欠く部分で ( 壁) という
前庭壁
膜性壁
(解答) 膜性壁
気管軟骨の後壁は軟骨を欠く部分で、膜性壁といいます。
気管分岐部は (第 胸椎) の高さにある
第3胸椎
第5胸椎
第7胸椎
(解答) 第5胸椎
気管分岐部は第5胸椎の高さにあります。胸腔に入った気管は、心臓の後上方、第5胸椎の高さで左右の気管支に分かれます。
右気管支は左気管支に比べて、太さ・長さ・分岐角度は ( く、 く、 に近い傾斜をもつ)
太く、短く、垂直に近い傾斜をもつ
細く、長く、水平に近い傾斜をもつ
(解答) 太く、短く、垂直に近い傾斜をもつ
右気管支は左気管支に比べて、太く、短く、垂直に近い傾斜をもちます。片方を覚えれば、反対側はその逆。つまり左気管支は 細く、長く、水平に近い傾斜をもちます。
気管支に吸い込んだ異物は ( 気管支) にはいりやすい
左気管支
右気管支
(解答) 右気管支
右気管支は左気管支に比べて太く、短く、垂直に近い傾斜をもつので、吸い込んだ異物は右気管支に入りやすくなっています。
葉気管支の数は左が ( )、右が ( )である
左が2、右が3
左が3、右が2
(解答) 左が2、右が3
葉気管支の数は左が2、右が3です。(左二右三:房室弁の弁尖の数と同じ)
区域気管支の数は左が ( )、右が ( )である
左が9、右が10
左が10、右が9
(解答) 左が9、右が10
区域気管支の数は左が9、右が10です。
( 気管支) 以降は気管軟骨が欠如する
区域気管支
細気管支
呼吸細気管支
(解答) 細気管支
細気管支以降は気管軟骨が欠如します。
( ) から肺胞が出現する
区域気管支
終末細気管支
呼吸細気管支
(解答) 呼吸細気管支
呼吸細気管支から肺胞が出現し、ガス交換が可能となる呼吸域となります。
鼻腔〜終末細気管支までのガス交換に関与しない導管域の容積を ( 学的死腔) という
解剖学的死腔
生理学的死腔
(解答) 解剖学的死腔
鼻腔〜終末細気管支までのガス交換に関与しない導管域の容積を解剖学的死腔といいます。
肺循環障害など肺疾患の際には、血液が環流してない肺胞の空気はガス交換されない。このようなガス交換に関与しない肺の容積を加えたものを生理学的死腔といいます。
※ 健康な肺においては、ガス交換不能な肺胞はほとんどないため、生理的死腔は解剖学的死腔に等しいですが、肺疾患の際には、生理的死腔は解剖学的死腔よりも大きくなります。
気管支の上皮は ( 上皮) で、所々に杯細胞が存在する
重層扁平上皮
多列線毛上皮
移行上皮
(解答) 多列線毛上皮
気管支の上皮は多列線毛上皮で、所々に杯細胞が存在します。杯細胞は粘液を分泌し、器官内を適度にうるおし、粉塵を吸着させ、線毛運動による異物の排泄を容易にします。線毛細胞は気管支上皮の中で最も多数を占める細胞で喉頭の方に向かい異物を外へ押し出す働きをします。
交感神経の作用で気管支平滑筋は ( ) する
収縮
拡張
(解答) 拡張
交感神経の作用で気管支平滑筋は拡張します。
副交感神経の作用で気管支平滑筋は ( ) する
収縮
拡張
(解答) 収縮
副交感神経の作用で気管支平滑筋は収縮します。
気管支平滑筋に存在する交感神経の受容体は (アドレナリン 受容体) である
アドレナリンα受容体
アドレナリンβ受容体
(解答) アドレナリンβ受容体
気管支平滑筋に存在する交感神経の受容体はアドレナリンβ受容体です。
※ 気管支喘息発作時に用いられる気管支拡張剤はアドレナリンβ受容体を刺激することにより気管支を拡張しますが、β受容体は心筋にも存在するため、副作用で心悸亢進、脈拍増加が現れることがあります。
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- 【一問一答】3. 呼吸器系
- 3.1 呼吸器系 – 鼻腔・副鼻腔
- 3.2 呼吸器系 – 咽頭・喉頭
- 3.3 呼吸器系 – 気管・気管支
- 3.4 呼吸器系 – 肺
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