足の内反に関与するのはどれか (2016年 あマ指 問題19)
1 × 第三腓骨筋
第三腓骨筋は足の背屈、外反を行う。(p.275 下腿前面の筋)
2 ○ 前脛骨筋
前脛骨筋は足の背屈、内反を行う。(p.275 下腿前面の筋)
3 × 長指伸筋
長指伸筋は第2~5指の伸展、足の背屈、外反を行う。(p.275 下腿前面の筋)
4 × 腓腹筋
腓腹筋は膝関節の屈曲、足関節の底屈を行う。(p.277 下腿後面の筋)
内反は足の内側に停止する伸筋と屈筋が行う。(p.274 下腿の筋)
前脛骨筋
前脛骨筋は、脛骨前縁(いわゆる向こうずね)のすぐ外側に位置し、足関節の背屈と内反とを行う。背屈時には下腿前面で緊張した筋腹と太い腱を触れる。足を固定すると、下腿を前に傾ける。歩行時には背屈筋として重要で、足を前に出すときには足関節を背屈し、足先が地面をすらないようにする。(p.275 下腿前面の筋(伸筋群))
長母指伸筋
長母指伸筋は、前脛骨筋のすぐ外側の深層から起こる。母指を強く背屈すると足首の前面から足背にかけて長母指伸筋の腱を、その停止まで長く触れることができる。足首で長母指伸筋のすぐ外側に足背動脈の拍動を触れる。長母指伸筋は、母指を伸展し足関節の背屈と内反を助ける。(p.277 下腿後面の筋(屈筋群))
後脛骨筋・長指屈筋・長母指屈筋
後脛骨筋・長指屈筋・長母指屈筋の3屈筋は下腿後面の深層にあり、それらの腱は脛骨の内果の後側を回って足底に達する。内果と踵骨の間を橋渡しする屈筋支帯により、屈筋腱は保持される。
後脛骨筋は、足を強く内反する。また、縦足弓(足の縦アーチ)の内側部を高く保つ働きがある。
長母指屈筋は母指を屈曲させ、長指屈筋は第2~5指を屈曲させる。両筋とも足関節の底屈、内反に加わり、また縦足弓の維持を助ける。(p.277 下腿後面の筋(屈筋群))
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