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腎臓について誤っているのはどれか (2014年 鍼灸 問題22)

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腎臓について誤っているのはどれか (2014年 鍼灸 問題22)

1 ○ 脂肪被膜で包まれる。
腎臓を直接おおうのは、線維性の腎被膜 (線維被膜)。その外側を脂肪被膜がおおい、さらにそのまわりを腎筋膜がおおう。(p.90 腎臓)

2 ○ 右腎は左腎より低い。
上方に肝臓があるため、右腎のほうが左腎より1/2腰椎分低い(p.90 腎臓)

3 ○ 腎小体は糸球体とボーマン嚢からなる。
腎小体=糸球体+ボーマン嚢皮質に存在(p.90 腎臓の構造-組織構造)
ネフロン=腎小体+尿細管集合管はネフロンには含まれない(p.92 腎臓の構造-組織構造)

4  × 傍糸球体細胞からアルドステロンが分泌される。
傍糸球体細胞からレニンが分泌される。(p.93 傍糸球体装置)


腎臓は腹腔の上部、脊柱の左右で肋骨に半ばかくれるように位置する暗赤色の1対の器官である。その高さは第12胸椎から第3腰椎の範囲にあり、上方に肝臓があるために右腎の方が左腎より1/2腰椎分低い。腎臓は腹膜後器官の1つである。腎臓は上端に副腎を乗せ、共通の脂肪被膜で包まれ保護される。この脂肪被膜のまわりを膜状の腎筋膜がおおう。腎筋膜は上方で横隔膜につながっているので腎臓は呼吸運動とともに上下に移動する。また、腎臓は脂肪組織に包まれているので立位になると少し下がる。脂肪組織が緩くなると腎臓は動きやすくなり、さらに下方まで下がり遊走腎(下垂腎)となる。20~30代のやせた女性に多く見られる。(p.90 腎臓)

組織構造

腎臓をつくる主な構成要素は腎小体と尿細管、そして集合管の3つである。腎小体は皮質に散在する直径約0.2mmの球状の小体で、その数は片方の腎臓に約100万個ある。腎小体は、毛細血管が糸玉状に集まった糸球体と、それを包む上皮性のボウマン嚢という薄い袋からなる。ボウマン嚢の一端からは全長が3~4cmにもなる尿細管が始まり、皮質と髄質の間で複雑な走行をとって走る。尿細管は管をつくる上皮細胞の性質と走行とにより、近位尿細管・へンレループ・遠位尿細管に分けられる。尿細管は集まり集合管となって腎乳頭の先端で腎杯に開口する。集合管での水の再吸収は下垂体後葉から分泌されるパゾプレツシン(抗利尿ホルモン)により促進される。糸球体から濾過される原尿は1日に200ℓにもなるが、尿細管を通るうちに再吸収され、実際に尿として排泄されるのは2ℓ以下である。腎臓の機能を果たす基本的な構成単位として、腎小体と尿細管を合わせてネフロンという。(p.90 腎臓の構造 – 組織構造)

傍糸球体装置

尿の出来具合は常に検証される。遠位尿細管を流れる尿は、背の高い細胞の集まりでできた緻密斑により監視されている。尿の電解質濃度が濃いと、隣接する輸入細動脈の内皮細胞から分化した傍糸球体細胞がレニンというホルモンを分泌して、血圧を上昇させ、原尿の産生を増やす。(p.92 腎臓の血管)

アルドステロンの分泌調節

アルドステロン分泌はレニン-アンジオテンシン系により調節される。血圧低下や循環血液量の減少、血中Na+濃度の低下に伴い、腎臓の糸球体近接細胞からレニンが分泌される。レニンは、血中のアンジオテンシノジェンをアンジオテンシンIに変換する。アンジオテンシンIはアンジオテンシン変換酵素(ACE:angiotensin converting enzyme)によってアンジオテンシンIIに変換される。アンジオテンシンIIは、副腎皮質に作用して、アルドステロンの分泌を促進させる(レニン-アンジオテンシンアルドステロン系)。(生理学 p.134 ホルモンの種類とその働き)

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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