肋骨結節と関節する胸椎の部位はどれか (2016年 あマ指 問題17)
1 × 上関節突起
上関節突起は上位の椎骨の下関節突起と椎間関節を形成する
2 × 下関節突起
下関節突起は下位の椎骨の上関節突起と椎間関節を形成する
3 ○ 横突起
横突起の先端の横突肋骨窩は肋骨結節と肋横突関節を形成する
4 × 椎体
椎体外側面の後方にある肋骨窩は肋骨頭と肋骨頭関節を形成する
弓なりに曲がった12対の細長い扁平な骨で、胸郭の側壁をなす。肋骨はもともと軟骨として発生し、その大部分は硬骨に置き換わって肋硬骨となるが、前端部は軟骨のまま肋軟骨として残存する。肋硬骨は肋骨頭・肋骨頸・肋骨体の3部からなる。肋骨体は肋軟骨を介して胸骨側面に連結する。
肋骨の後端を肋骨頭といい、胸椎体と関節をなす(肋骨頭関節)。肋骨頭に続く細い部分を肋骨頸という。肋骨頸はやや太くなった肋骨体に続く。肋骨頸と肋骨体との移行部の外側面はふくらんで肋骨結節と呼ばれ、胸椎の横突起先端と関節をつくる(肋横突関節)。弓なりに側方に曲がる肋骨体の弯曲度は、肋骨結節の少し外側で急に変わる。この部分を肋骨角といい、その外面(後面)はやや粗く、腸肋筋の外側縁が付着する。肋骨体の下縁には溝があり、肋骨溝という。これに沿って、肋間動静脈・神経が通る。
第1~7肋骨は、それぞれの肋軟骨を介して独立して胸骨につくので、真肋という。第8~12肋骨は各自の肋軟骨が胸骨に直接つかないので、仮肋という。第7~10肋軟骨は連結して肋骨弓をつくる。一方、第11・12肋骨は遊離して終わるので、浮遊肋という。
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