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つむぐ指圧治療室 相模大野

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眼球で最も前方にあるのはどれか (2016年 あマ指 問題26)

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眼球で最も前方にあるのはどれか (2016年 あマ指 問題26)

1 × 虹彩
毛様体から起こり、水晶体の前方でこれを周囲から縁どるように存在する。カメラの絞りにあたるもので、中心の小孔は瞳孔(直径3~6mm)と呼ばれる。虹彩は血管、神経、色素細胞に富み、その内部には輪走する瞳孔括約筋と放射状に走る瞳孔散大筋の2種類の平滑筋があり、眼球に入る光量の調節を行っている。瞳孔括約筋は副交感神経(動眼神経)により、瞳孔散大筋は交感神経によりそれぞれ支配されている。

2 × 硝子体
水晶体と網膜との間にある無色透明なゼリー状の物質で、大部分は水分である。眼球の後3/5を占め、眼球の内圧を保って一定の形を与えている。

3 × 水晶体
直径約10mmの両面が凸のレンズ様物質で、特殊な線維状の細胞でできており、柔らかく弾性に富んでいる。水晶体が白く混濁すると、光の通過が遮られて白内障になる。また、年齢とともに水分が減少して弾性を失うと調節力が低下し、老眼となる。

4 ○ 前眼房
角膜と虹彩の間の空間を前眼房、また虹彩と水晶体との間の空間を後眼房といい、眼房水で満たされている。眼房水は毛様体内面の上皮から分泌され、後眼房から瞳孔をへて前眼房へと流れ、角膜と強膜の境界部にある強膜静脈洞(シュレム管)から眼静脈へ吸収される。


角膜 – 前眼房 – 虹彩 – 水晶体 – 硝子体 – 網膜と並ぶ。 (p.149 図9–1 眼球の構造)

次の問題

2016年 第24回 あん摩マッサージ指圧師国家試験の問題はこれで終わりです。おつかれさまでした。
次は第24回 はり師・きゅう師国家試験の問題にチャレンジしてみましょう。
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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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