声帯靭帯が付着するのはどれか (2015年 鍼灸 問題21)
1 ○ 甲状軟骨 (p.65 喉頭軟骨)
甲状軟骨は 喉頭隆起 (のど仏) を作る軟骨。甲状軟骨上縁の高さは総頚動脈が内頚動脈と外頚動脈に分岐する高さとして重要。
2 × 喉頭蓋軟骨 (p.65 喉頭軟骨)
喉頭蓋軟骨は嚥下の際に喉頭口にふたをして食物が気道に入らないように防ぐ。弾性軟骨。
3 × 小角軟骨
披裂軟骨先端に載る極く小さな軟骨。弾性のある線維軟骨から成る。【典拠:プロメテウス-胸部/腹部・骨盤部 p.24 喉頭】
4 × 輪状軟骨 (p.65 喉頭軟骨)
喉頭の土台をなす指輪型の軟骨。第6頚椎の高さ。輪状軟骨-第6頚椎を結ぶラインより、呼吸器系は喉頭 → 気管となり、消化器系は 咽頭 → 食道に移行する。
声帯は披裂軟骨前端から甲状軟骨後面にかけて張っている。(p.65 声帯) ヒモ状の声帯靭帯とそれに沿う声帯筋は粘膜におおわれ、喉頭の側壁に沿って前後に走るヒダをつくる。これが声帯ヒダで一般に声帯と言われる。左右の声帯によりせばめられた隙間を声門裂といい、声帯と声門裂を合わせて声門という。
披裂軟骨は対をなしており、披裂軟骨に付着する筋の作用により、声帯の開き具合が調節され、発声が行われる。
声帯筋は反回神経(迷走神経の枝)により支配される。
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