前腕を回外させる作用のあるのはどれか (2014年 あマ指 問題21)
1 烏口腕筋
肩甲骨 烏口突起 → 上腕骨体;筋皮神経;肩関節の屈曲・内転(p.240 上腕の屈筋群)
2 上腕筋
上腕骨前面の下半部 → 尺骨粗面;筋皮神経;肘関節の屈曲(p.240 上腕の屈筋群)
3 ○ 上腕二頭筋
(長頭) 関節上結節・(短頭) 烏口突起 → 橈骨粗面;筋皮神経;肘関節の屈曲、前腕の回外(p.240 上腕の屈筋群)
4 上腕三頭筋
(長頭) 関節下結節・(外側頭) 上腕骨外側面・(内側頭) 上腕骨後面 → 肘頭;橈骨神経;肘関節の伸展 (p.242 上腕の伸筋群)
上腕二頭筋は“力こぶ”の筋として有名で、肘関節の屈曲と前腕の回外をさせる。
起始は長頭と短頭の2頭からなる。長頭は、肩関節腔内にある肩甲骨の関節上結節から起こり、滑膜におおわれて上腕骨頭の上を横断する。その後、上腕骨小結節の外側縁を滑車のように利用して下方に向きを変え、結節間溝を下行する。短頭は烏口突起から起こり、その起始腱は烏口腕筋の表面に走る。停止腱は肘関節をまたいで橈骨粗面につくほか、一部は腱膜として前腕内側の皮下にある前腕筋膜に癒合する。この腱膜は前腕を回外する際に、二頭筋の収縮力を前腕筋膜に伝える作用があるといわれる。(p.239 上腕の屈筋群)
※ この問題には詳細解説もあります。さらに理解を深めたい場合にどうぞ。
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