MENU
つむぐ指圧治療室 相模大野

[dfads params=’groups=1096&limit=1&orderby=random’]

公式SNS


Twitter 【解剖学】合格応援マン

1日10回の頻度で解剖学の問題やポイントをつぶやきます。隙間時間の学習にお役立ていただければ幸いです。


Instagram 【解剖学】合格応援マン

Instagramでは主に医療系勉強アカをフォロー・応援させていただいています。また画像を用いた新作の資料を公開します。


Facebook 【解剖学国家試験対策】Anatomy Tokyo

Facebookでは、より細かなフォローアップや、資料の配付をしていきます。いいね!していただけると最新記事を購読できます。

下肢の上伸筋支帯の下を腱が通るのはどれか (2013年 あマ指 問題24)

あなたの結果を表示するためにクイズを共有 !


あなたの結果を表示するためにあなたについて教えて下さい!

下肢の上伸筋支帯の下を腱が通るのはどれか (2013年 あマ指 問題24) I got %%score%% of %%total%% right

下肢の上伸筋支帯の下を腱が通るのはどれか (2013年 あマ指 問題24)

1 × 長腓骨筋:腓骨筋群
腓骨頭・腓骨上部外側面 → 内側楔状骨, 第1中足骨底 (底面);浅腓骨神経;足の底屈, 外反

2 × 短腓骨筋:腓骨筋群
腓骨下部外側面 → 第5中足骨粗面;浅腓骨神経;足の底屈, 外反

3 ○ 第三腓骨筋:伸筋群
腓骨内側面, 下腿骨間膜 → 第5中足骨底(背面);深腓骨神経;足の背屈, 外反

4 × 長指屈筋:屈筋群
脛骨後面 → 第2~5指の末節骨底;脛骨神経;第2~5指の屈曲, 足関節の底屈, 内反


上伸筋支帯と下伸筋支帯は足首の前面をおおい、下腿前面の伸筋腱を押さえている。(p.271 図10–120 下肢前面の筋(浅層))よって、この問題は下腿の伸筋群に属するものを選べば良い。

下腿の筋が足部に向かう際に下腿三頭筋以外の筋は3つの支帯の下を通過する。この3つの支帯と筋との関連を理解すれば、下腿~足部にかけての筋のイメージができてくる

上伸筋支帯と下伸筋支帯の下を通過する筋

上伸筋支帯と下伸筋支帯は足首の前面をおおい、下腿前面の伸筋腱を押さえている。(p.275 下腿前面の筋(伸筋群))

  • 前脛骨筋
    脛骨外側面、下腿骨間膜より下方に向いた腱となり、上下の伸筋支帯の下を通り、足背に出て内側楔状骨と第1中足骨の下面につく。足の背屈かつ内反をする。深腓骨神経の枝をうける。
  • 長母指伸筋
    腓骨内側面、下腿骨間膜より起こり腱は上下の伸筋支帯の下を通り、足背に出て母指末節骨につく。母指をのばし足の背屈を行う。深腓骨神経の枝をうける。
  • 長指伸筋
    腓骨内側面、下腿骨間膜、脛骨の外側顆から起こり、下方に向かい途中で腱となり、伸筋支帯の下で4分して足背に出て、第2~第5指の中節骨と末節骨につく。第2~第5指をのばし、また足の背屈を行う。深腓骨神経の枝をうける。
  • 第三腓骨筋
    長指伸筋の分かれたもので、前下腿筋間中隔より起こり、伸筋支帯の下を通り、足背に出て第5中足骨底背側につく。足を外反し、また背屈を行う。深腓骨神経の枝をうける。

腓骨筋支帯の下を通過する筋

長腓骨筋短腓骨筋は腓骨の外側にあり、伸筋群や屈筋群とは前・後下腿筋間中隔により境される。腓骨筋群は足関節の底屈を行うほか、外反をする主要な筋である。長・短腓骨筋の腱は外果の後ろで上腓骨筋支帯と下腓骨筋支帯により保持される。長腓骨筋の腱は外果後方をまわったあと足底深層を外側から内側へ横断して、前脛骨筋と同じ内側楔状骨、第1中足骨底に停止する。
長腓骨筋は底屈と外反、前脛骨筋は背屈と内反という互いに拮抗する作用を行う。平坦でない道を歩くとき、足底を地面にうまく接触させるために外反と内反の微妙な調節が必要である。 (p.277 下腿外側面の筋(腓骨筋群))

屈筋支帯の下を通過する筋

後脛骨筋長指屈筋長母指屈筋の3屈筋は下腿後面の深層にあり、それらの腱は脛骨の内果の後側を回って足底に達する。内果と踵骨の間を橋渡しする屈筋支帯により、屈筋腱は保持される。
後脛骨筋は、足を強く内反する。また、縦足弓(足の縦アーチ)の内側部を高く保つ働きがある。
長母指屈筋は母指を屈曲させ、長指屈筋は第2~5指を屈曲させる。両筋とも足関節の底屈、内反に加わり、また縦足弓の維持を助ける。 (p.277 下腿後面の筋(屈筋群))

内果と踵骨の間で、屈筋支帯により囲まれた部位を足根管といい、後脛骨筋・長指屈筋・長母指屈筋の他に、脛骨神経と後脛骨動脈・静脈が通過する。

次の問題

[kanren postid=“1871”]


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次