解説ムービー
(理作-2003-11)
問題8-b1 脊髄について正しいのはどれか。
1.脊髄には3つの膨大部がある。
2つの膨大部 (頚膨大と腰膨大)
2.下端は第3, 4腰椎レベルにある。
脊髄下端は第1〜2腰椎の高さ(脊髄円錐)
3.後角は運動神経細胞が密集している。
前角:運動神経細胞が密集
後角:感覚神経細胞が密集
4.白質は前索と後索の2つの索に区分される。
前索・側索・後索の3つの索
5.灰白質は横断面でH形の灰白柱をつくる。 ○
(解答 5)
(柔整-2002-25)
問題8-b2 脊髄神経節にニューロンの細胞体があるのはどれか。
1.交感神経 T1〜L2/3の中間質 (側角)
2.副交感神経 脳幹(脳神経III, VII, IX, Xの副交感神経核), S2〜S4の中間質(骨盤神経)
3.運動神経 前角
4.感覚神経 ○ 脊髄神経節は感覚神経の細胞体が集まったところ
(解答 4)
(あマ指-2004-33)
問題8-b3 成人の脊髄で誤っている記述はどれか。
1.下端は第1~2腰椎の高さで終わる。
2.中心部は灰白質からなる。
3.前角には運動神経細胞がある。
4.後角には自律神経細胞がある。× 感覚神経細胞
(解答 4)
(柔整-2006-4)
問題8-b4 運動神経細胞が分布するのはどれか。
1.脊髄前角 ○
2.脊髄後角
感覚神経細胞が分布(脊髄視床路の2次ニューロン)
3.脊髄神経節
末梢感覚ニューロンの細胞体が集まる
4.交感神経節
交感神経節後ニューロンの細胞体が集まる
(解答 1)
(柔整-2009-52)
問題8-b5 成人の脊髄で正しいのはどれか。
1.脊柱管とほぼ同じ長さである。
脊髄下端は第1〜2腰椎の高さで終わる(脊髄円錐)
それより下位は馬尾神経となる
2.全長にわたり太さは一定である。
2つの膨大部(頚膨大と腰膨大)がある
3.前角に運動神経細胞が存在する。○
4.白質は中心部に存在する。
【 脊 髄 】白質:周辺部、灰白質:中心部
【大脳・小脳】白質:中心部、灰白質:周辺部
(解答 3)
(柔整-2010-4)
問題8-b6 脊髄で交感神経の神経細胞が存在するのはどれか。
1.前角 運動神経細胞
2.後角 感覚神経細胞
3.側角 ○ T1〜L2/3:交感神経節前ニューロン
(S2〜S4:副交感神経節前ニューロン)
4.前索
(解答 3)
中間質(側角):自律神経細胞
T1~L2/3:交感神経節前ニューロン(側角)
S2~S4:副交感神経節前ニューロン
後角:知覚神経細胞(2次ニューロン)
(柔整-2011-4)
問題8-b7 副交感神経の節前線維が出るのはどれか。
1.頚髄
2.胸髄
3.腰髄
4.仙髄 ○
(解答 4)
【交感神経】(胸腰系)
脊髄 :T1~L1/2 側角
【副交感神経】(頭仙系)
脳神経:III, VII, IX, X
脊髄 :S1~S4 中間質(側角)
(あマ指-2012-29)
問題8-b8 脊髄について正しい記述はどれか。
1.灰白質には神経線維束が多い。神経細胞体
2.後角には運動神経細胞が集まっている。感覚
3.脊髄円錐は仙骨の高さにある。第1〜2腰椎
4.自律神経線維は前根を通る。○
交感神経・副交感神経 = 臓性遠心性
→ 遠心性なのでベル・マジャンディーに従い前根を通過
(解答 4)
(看護-2008-6)
問題8-b9 脊髄で正しいのはどれか。
1.小脳に連なる。延髄 に連なる(脊髄 – 大後頭孔 – 延髄)
2.脊柱管内にある。○
3.2層の膜で保護されている。3層(硬膜・クモ膜・軟膜 = 髄膜)
4.第10胸椎の高さで終わる。第1〜2腰椎 の高さで終わる(脊髄円錐)
(解答 2)
(理作-2001-12)
問題8-b10 脊髄について誤っているのはどれか。
1.頚膨大の最大部は第6頚髄節に位置する。頚膨大 (C4〜T1:最大部C6)、腰膨大 (L2〜S3:最大部L4)
2.下端は第3~4腰椎に位置する。 × 第1〜2腰椎(脊髄円錐)
3.前根と後根は合流して椎間孔を通る。前根と後根が合して脊髄神経となり椎間孔を出る
4.横断面での灰白質はH字状である。
5.反射中枢がある。伸張反射、自原抑制、屈曲反射など
(解答 2)
(柔整-2003-23)
問題8-b11 遠心性神経線維のみを通すのはどれか。
1.脊髄神経の前枝 遠心性・求心性 混合
→体幹腹側や上肢・下肢の知覚や筋を支配
2.脊髄神経の後枝 遠心性・求心性 混合
→体幹背部の知覚や筋を支配
3.脊髄神経の前根 ○ 遠心性神経線維のみ
4.脊髄神経の後根 求心性神経線維のみ
(解答 3)
ベル-マジャンディーの法則
後根を通る神経線維は全て求心性(感覚性)線維
前根を通る神経線維は全て遠心性(運動性)線維
※ 前根と後根が脊柱管内で合して脊髄神経となり、椎間孔を出る。その後、背中側に行く細い枝が後枝、そのまま腹側に行くのが前枝。
※ 神経叢を作るのは前枝であり、後枝は神経叢をつくらないことにも注意。
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