【一問一答】6.2.3 生殖器系 – 女性生殖器 (3) 膣・外生殖器

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【一問一答】6.2.3 生殖器系 – 女性生殖器 (3) 膣・外生殖器

【膣】

膣は長さ約7cmの前後に扁平な管状の器官で、前は (A.　　　) 、後ろは (B.　　　) が存在する

A. 尿道　B. 直腸
A. 直腸　B. 尿道

(解答) A. 尿道　B. 直腸
膣は長さ約7cmの前後に扁平な管状の器官で、前は尿道、後ろは直腸が存在します。

膣が膣前庭に開く部位を (　　　) という

膣口
膣円蓋

(解答) 膣口
膣が膣前庭に開く部位を膣口といいます

膣の上部では、球状に突出する子宮膣部を輪状に取り囲み (　　　) をつくる

膣前庭
膣円蓋

(解答) 膣円蓋
膣の上部では、球状に突出する子宮膣部を輪状に取り囲み膣円蓋をつくります。

膣円蓋は前方の浅い前膣円蓋と後方の深い後膣円蓋に分けられる。そのうち (　　　) は薄い壁を隔ててダグラス窩に接する

前膣円蓋
後膣円蓋

(解答) 後膣円蓋
膣円蓋は前方の浅い前膣円蓋と後方の深い後膣円蓋に分けられる。そのうち後膣円蓋は薄い壁を隔ててダグラス窩に接します。

膣の粘膜は (　　　上皮) におおわれる

単層円柱上皮
重層扁平上皮
多列線毛上皮

(解答) 重層扁平上皮
膣の粘膜は重層扁平上皮におおわれます。重層扁平上皮は摩擦や機械的刺激に強い上皮です。

【外生殖器】

陰裂の左右にみられる、陰毛が生え皮下脂肪に富む皮膚の隆起を (　　　) という

小陰唇
大陰唇
恥丘

(解答) 大陰唇
外生殖器の正中部には裂け目すなわち陰裂があり、その左右からの皮膚の隆起、すなわち大陰唇に挟まれます。大陰唇は男性の陰嚢にあたり、陰毛が生え皮下脂肪に富みます。左右の大陰唇は恥骨結合の前で合し恥丘をつくります。恥丘も皮下脂肪が発達して丸く盛り上がり、思春期になると陰毛が生えます。

大陰唇の内側にみられる無毛で色素に富む皮膚のヒダを (　　　) という

小陰唇
陰核

(解答) 小陰唇
大陰唇の内側にみられる無毛で色素に富む皮膚のヒダを小陰唇といいます。

左右の小陰唇が合する前端に (　　　) という小さな突起があり、性的に興奮すると勃起する

前庭球
陰核

(解答) 陰核
左右の小陰唇が合する前端に陰核（クリトリス）という小さな突起があります。男性の陰茎に相当する器官で、内部に陰核海綿体があり、性的に興奮すると勃起します。

前庭球は膣前庭の両側に存在する海綿体組織です。男性の尿道海綿体および尿道球に相当する器官で、同じく性的興奮により勃起し膨張します。

左右の小陰唇に囲まれた領域を (　　　) という

膣円蓋
恥丘
膣前庭

(解答) 膣前庭
左右の小陰唇に囲まれた領域を膣前庭といいます。

※ 解剖学で「前庭」という場合、何かの前にある平たい部分をいいます。
例えば口腔前庭という場合、歯列の奥が本来の口腔という意味で「固有口腔」、歯列の前で頬との間の部位は「口腔の前にある平たい部分」という意味で「口腔前庭」となります。
膣で言えば、膣の前の平たい部分が膣前庭です。左右の小陰唇に囲まれて、外尿道口と膣口が開口します。